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みあげる日々 #080219 「 So・・Far Away 」

▲DRAWING▲
「 So ・・Far Away 」
Painted by TOMOt
Pencil & Pastel
△MUSICA△
「So Far Away」
Played By 羊毛とおはな
(Original/Carole King)
So Far Away
TOMOt
▲
by momiage_tea
| 2008-02-19 01:37
| TOMOt
原点の一枚

この絵がきっかけで頻繁に絵を描くようになった、僕の原点の一枚。
今勤めてる会社に入ることができたのも、この絵のおかげ。
7年前に描いた絵なのに、まだこの絵を超えることが出来ない。
何年ぶりかで旅日記とともに発見して、
この絵を描いた山頂に、たった今瞬間移動してきました。
酸素薄かった。。
原点に立ち返ってみて
自分の進んでる迷路道が、自分の目指していた方角から
それほどズレていない事を確認しました。
絵/TOMOt
23歳の時訪れたチベット/へ・ポリ山よりサムイェを望む
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
追伸 _そろそろ石垣さんが旅から帰ってくる・・かもしれません。
・・こないかもしれませんが。
まあ、気まぐれなもみあげ亭を今後もよろしくお願いします。。
▲
by momiage_tea
| 2006-05-19 01:29
| TOMOt
「も」は もみあげ の「も」 絵&文 トモっと

学生時代、ひとりで海外をほっつき廻っていたことがある。
自分さがし!なんてだいそれたことを考えていた訳ではない。
ただ、そうすることでかっこいい人間になれると思っていただけ。
チベットのとある小さな町でのはなし。
天空からみると曼陀羅(マンダラ)絵図の形をしていることで有名なその町も
まだ気温が低すぎる時期なのかバックパッカーひとり見当たらなかった。
何もせずぶらつきながら、何日も滞在しているうちに
ひとりの同年代くらいの僧侶と仲良くなった。
テンジンという名のその青年は、寺の修行をさぼって町に一台しかないビリヤード台にぼくを誘った。
やたらと穴の広がった玉突き台で賭けをするのにも飽きてきた頃、
ぼくはバター茶をすするテンジンにふと聞いてみた。
「ぼくみたいに世界をまわってみたいと思う?」
「全然ないよ」
「どして?」
「ここの町で十分だよ。ラサにも近いし。なんたってお寺がある。」
あまりに拍子抜けした答えに、僕は今まで行ったいろんな国の話を
彼に聞かせた。
しばらくニコニコ聞いていたテンジンが言った。
「たしかに君をうらやましいとも思うよ。でも僕はこの町で修行することがまだまだいっぱいあるんだ。」
「でも、退屈にならない?」
「前にも君と同じことを言う旅人がいたよ。
彼は何年も世界中旅してまわっていたんだよ。
けど、僕は彼に聞いてみた。
君はいろんな場所の空は知っているかもしれないけど、
いま足下に落ちている石の模様はわかる?って」
その後も僕は毎年あちらこちらほっつき歩いていた。
ぼくが強盗に襲われる夢を見たと空港で泣く、かわいい彼女をふりきって
アラスカ行きの飛行機に乗り込んだこともある。
しかし、いつしか気がつくと旅への欲求は全くなくなっていた。
テンジンの指差すほうを見ると、
石英かなにかの結晶の詰まった、きれいな小石が目に入った。
今日、絵筆をおいて窓の外を見ると
窓辺に飾った小石の向こうに、やっと咲き始めたあじさいの花が見えた。
絵&文 トモっと
▲
by momiage_tea
| 2005-06-16 00:47
| TOMOt
もみあげを見る眼。6月7日(火)石垣ゆうじ記す。
長距離輸送の競走馬が走らなくなるのと一緒で、ぼくも昨夜は
寝不足と移動の疲れでなにも書けなくなってしまった。午前零時
から二時間、どっかりと革張りの椅子に身をもたせかけ、作業机
に向かってはみたものの、ただその端に置かれたマグカップを
重症の麻薬患者よろしくひたすら見つめていただけに過ぎぬ。
庭先ではカエルが歌っていたが、6月の仙台の夜はまだまだ肌
寒い。両親や愛犬ナナと久しぶりに再会し、当たり前のように自
室のベッドへ倒れこむ。ふと天井の木目を見やれば、あの東京
のせわしない喧騒さえも懐かしく思えてしまうのだからやっかい
だ。
きのうの夕方、東京から仙台へ向かう高速バス乗場へと急いで
いたときのことだ。空腹と重い荷物のせいもあり、ぼくは稽古不
足の役者が初日の舞台を迎えたみたいな焦燥感の入り混じっ
た緊張に襲われていた。単に息切れて、動悸が乱れただけかも
知れない。
それでもだ!なんともはや、驚くべきことに、そんなぼくの気持ち
を落ち着け励ましたのは、職場からの1本の電話であった。必要
以上に仕事はしたくないズボラな人間のはずなのに、このときぼ
くは仙台での休暇明けにも、それなりに現場で必要とされている
ことに喜びを感じてしまっていたのだ。やれやれ。
さてと、すっかり出遅れてしまった。試合開始のゴングが鳴り響く
前にお約束の場所へと出かけねばならない。どこえ?それはまた
後日報告できるだろう。アディオス。当欄の読者に幸運を―。
■

■□
寝不足と移動の疲れでなにも書けなくなってしまった。午前零時
から二時間、どっかりと革張りの椅子に身をもたせかけ、作業机
に向かってはみたものの、ただその端に置かれたマグカップを
重症の麻薬患者よろしくひたすら見つめていただけに過ぎぬ。
庭先ではカエルが歌っていたが、6月の仙台の夜はまだまだ肌
寒い。両親や愛犬ナナと久しぶりに再会し、当たり前のように自
室のベッドへ倒れこむ。ふと天井の木目を見やれば、あの東京
のせわしない喧騒さえも懐かしく思えてしまうのだからやっかい
だ。
きのうの夕方、東京から仙台へ向かう高速バス乗場へと急いで
いたときのことだ。空腹と重い荷物のせいもあり、ぼくは稽古不
足の役者が初日の舞台を迎えたみたいな焦燥感の入り混じっ
た緊張に襲われていた。単に息切れて、動悸が乱れただけかも
知れない。
それでもだ!なんともはや、驚くべきことに、そんなぼくの気持ち
を落ち着け励ましたのは、職場からの1本の電話であった。必要
以上に仕事はしたくないズボラな人間のはずなのに、このときぼ
くは仙台での休暇明けにも、それなりに現場で必要とされている
ことに喜びを感じてしまっていたのだ。やれやれ。
さてと、すっかり出遅れてしまった。試合開始のゴングが鳴り響く
前にお約束の場所へと出かけねばならない。どこえ?それはまた
後日報告できるだろう。アディオス。当欄の読者に幸運を―。
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by momiage_tea
| 2005-06-07 17:11
| ゆうじ × TOMOt
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