2005年 07月 08日 ( 1 )

絵本の効能 (7月8日)

ちょいと絵本でも覗いてみたい衝動にかられながらも、そこを避けずにはいられなか
ったものだ。しかし最近では何の気兼ねもなく書店の児童書コーナーをうろついて回
っている。キッズや赤ん坊を抱いたお母さんとすれ違っても、「あの子にはどんなの
がいいかなぁ」なんて平和ボケした表情のひとつでも浮かべていれば、ボクもそれな
りの家庭持ちの男にみられる歳になったというわけだ。

ボクがはじめて見た絵本の記憶は、五味太郎さんの作品だったのだと思う。サルや
ゴリラやチーターに人間の男の子たちが、物を食べては消化してウンチをするまでを
描いた絵本であった。ボクは幼い頃からたくさんの絵本みてきたわけではない。むしろ
絵本に親しむ機会は稀であったと思う。そんなボクが近頃やけに絵本じみているのは、
フランスのポスター職人、レイモン・サヴィニャックによるところが多い。

「ユーモア」という処方箋を毎日服用することだ、と彼はポスター創りの(そして人生の)
秘訣を語っているのだけれど、例えば詩人の長田弘さんも絵本作家、モーリス・センダ
ックの生み出した「リアリー・ロージー」という飛びっきり元気な少女の姿を借りてこんな
ことをいっているのだ――。

「つらいこと、悲しいこと、やりきれないこと。いったいなんて人生なのかしら。まったく
人生は頭痛ね。頭痛によくきく薬をちょうだい。モーリス・センダックを一粒――」と。
ならばボクの目指すものは薬剤師であろうか? そのうち必要になったらご用命頂け
れば幸いである。来年には素敵な万能薬を発表できるであろう・・・。

(文=石垣ゆうじ)
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by momiage_tea | 2005-07-08 09:51 | 石垣ゆうじ


モノ書き石垣ゆうじとモノ描きTOMOt「もみあげ亭」二人による気まぐれ日記


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