『きっとじぶん自身に宛てた手紙』⑨ (毎週月曜日更新)

【物書きから絵描きへ】

あのとき、ぼくが書いた即興詩をみて、きみはなにを思っただろう。

  そして 友だちは去りました
  あした会う 友だちは去りました
  引きとめきれずに 友だちは去りました
  去りゆくきみは やっぱり 去りました

  きみの前途は お構いなしに
  ぼくは ただ温もりたくて
  だけどきみは 去りました

あらゆる思惑や勝手な想像はもうやめにする。苦渋の決断であれ、
きみが自分で決めたことだから、ぼくはもうきみを応援するしかない。

きみが「いい波か悪い波か分からないけど、とりあえず乗ってみる」
といったとき、ぼくはきっと大丈夫だと思った。『五十路を超える』とい
うエッセイのなかで、ロバート・ジェームズ・ウォラーはこう語っている。

  “――サーフィンのベテランみたいに、わたしには次に押し寄せ
  てくる波が見える。なかなかみごとないい波だ。乗ってみる価値
  はあるだろう。”


いまいちど、ぼくから詩を贈らせて欲しい。稚拙な詩だけれど、あのとき
のよりはましだと思う。

  笑われてもいい。きみはあざだらけだけど。
  けなされてもいい。きみは強さを増すだけだから。

  打ちのめされたなら、ぼくが癒してあげる。
  だから、もういちど立ち上がるんだ。

  吹けよ嵐、叩けよ雨、
  この世がどうなってしまおうと
  きみの情熱がだれかを温めるはず。

  成し遂げよう。きみの思いを形にするんだ。
  走り抜けよう。きみを遮るものはいない。
 
  窮地に陥ったなら、ぼくが助けてあげる。
  だから、もういちど立ち上がるんだ。

  吹けよ嵐、叩けよ雨、
  この世がどうなってしまおうと
  きみの情熱がだれかを温めるはず。

不甲斐なく風邪をこじらせてしまった。あのとき得たインスピレーション
も大切だけれど、物書きも絵描きも筆を握れなくなったら仕舞いだから、
きみもくれぐれも健康には留意するように。また近いうちに会おう。
かたい握手を送る。

(石垣ゆうじ)
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by momiage_tea | 2007-02-19 19:18


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