鬱蒼たる躁鬱の日々① (10月26日)
ナオミがヨガを始めたのはヨガ・ブームの前であったし、
彼女がブームに踊らされている訳でないことはボクも
理解している。それでも、ヨガに関する情報やグッズが
巷に溢れかえっている状況は羨ましい限りである。
自分のやりたいこと(やっていること)と、時代がリンク
している人ほど幸せなものはない。ボクなど常に時代
に乗り遅れてきたか、あまりに先を行き過ぎているか
してきた人間である。いつでも少数派であることは、人
とツルむのが苦痛なボクにとっては喜ばしい限りだが、
あまりに度が過ぎると人は次第にひねくれてくる。
ボクがサッカーに夢中になっていたのは国立競技場に
300人ぐらい(しかも、そのほとんどが選手の身内)しか
お客さんが入らなかった時代だし、ブルージーンに自分
でアイロンをかけセンタープリーツ(折り目)を色落ちさせ
たりしていたのも、今ではお洒落として認められている
が、その昔は「スーツじゃないんだから・・・」と随分と笑
われたものである。
いずれにしても、である。きっとボクは学生運動が盛ん
な時代に青春期を過ごしても、ヘルメットにサングラス
姿で物騒な集会に参じている仲間を、喫茶店の隅から
冷ややかな視線で見つめていたに違いない。
■
(裕)
彼女がブームに踊らされている訳でないことはボクも
理解している。それでも、ヨガに関する情報やグッズが
巷に溢れかえっている状況は羨ましい限りである。
自分のやりたいこと(やっていること)と、時代がリンク
している人ほど幸せなものはない。ボクなど常に時代
に乗り遅れてきたか、あまりに先を行き過ぎているか
してきた人間である。いつでも少数派であることは、人
とツルむのが苦痛なボクにとっては喜ばしい限りだが、
あまりに度が過ぎると人は次第にひねくれてくる。
ボクがサッカーに夢中になっていたのは国立競技場に
300人ぐらい(しかも、そのほとんどが選手の身内)しか
お客さんが入らなかった時代だし、ブルージーンに自分
でアイロンをかけセンタープリーツ(折り目)を色落ちさせ
たりしていたのも、今ではお洒落として認められている
が、その昔は「スーツじゃないんだから・・・」と随分と笑
われたものである。
いずれにしても、である。きっとボクは学生運動が盛ん
な時代に青春期を過ごしても、ヘルメットにサングラス
姿で物騒な集会に参じている仲間を、喫茶店の隅から
冷ややかな視線で見つめていたに違いない。
■
(裕)
by momiage_tea
| 2005-10-26 22:51
| 石垣ゆうじ